こんにちは。
グレイスブランカ主宰の小田原小百合です。

皆さまは、マナーと聞くとどんなイメージを思い浮かべますか?

世の中では、マナーという言葉をあちらこちらで耳にしますよね?
例えば、喫煙マナーや携帯電話のマナー、お食事のマナーなどなど。

なんとなくマナーと聞くと堅苦しいイメージがありませんか?

実は、私自身、マナーについて詳しく学ぶまでは堅苦しいものだと思っていました。
でも、マナーは堅苦しいものではないんです。

まず、皆様に知っていただきたいのは、マナーはルールとは違うということ。

ルールは、絶対に守らなければならないものなので、厳しいイメージですよね?
でも、マナーには、「絶対」というものはありません。

マナーは、その時、その状況、相手によって変化していきますし、ベースがあってもその通りにいかない事が多々あります。
マナーとは思いやりの心や尊敬、感謝の気持ちを態度や言葉、文字に表したものです。

色々な場面でのマナーを知っておくと、とても役に立ちます。
そして、何よりもその人の魅力を最大限に引き出してくれるのです。

実際、私自身、マナーを身に付ける前と後では、見える世界がガラッと変わりました。

では、
そもそもなぜ私がマナー講師のお仕事をしたいと思うようになったのか、、、

それは、私の育った環境にあります。

私はお嬢様?と勘違いした幼少時代

私は、幼少の頃、父の仕事の関係で、ポーランドに住んでいた事があります。一流ホテルでお食事をする機会やオペラやバレエを観に行く機会もたびたびありました。

しかしながら、私の両親はさほどマナーに詳しいわけではなかったので、私自身、私が何か失敗していないかといつも緊張していました。子供ながらお出掛けの際はフォーマルドレスを着ていましたので、〝ドレスに恥じないように″という無言のプレッシャーを感じていました。

そんな私は、いつも周りのご婦人、淑女達をキョロキョロ観察しては真似をしようと必死でした。その女性たちは皆、美しく優美で、いつか私もこの方々のような大人になりたいと憧れを抱いていました。

暗雲が立ち込める高校時代

その後、帰国した私は、高校に入り一大ピンチが訪れます。高校でいじめに遭い登校拒否になってしまったのです。

いわゆる「引きこもり」です。

私の引きこもり状態を心配した両親は、両親のふるさと、北海道へ転校させようと考えました。
自分の意思というより、ほぼ父の一存で私は北海道へ転校することになりました。

高校2年の秋、なんとも中途半端な時期の転校でした。加えて、寮生活という事もあり、全ての生活が一変しました。

今でこそ進学校に変わりましたが、当時、その高校は地元でも有名な学校。
そう・・・お世辞でもいい雰囲気とはとてもいえない、いわゆるヤンキー校だったのです。

また、女子高でしたが同級生たちの素行の悪いこと‥。夏の暑い時期にはスカートをうちわ代わりに顔まで上げてパタパタと‥

思えばマナーとは程遠い世界でした。

一年が過ぎた頃、私自身もすっかり雰囲気に打ち解けて、先輩からいただいたセーラー服を着ている姿は、さながら立派なヤンキー娘

歩き方は、大きな歩幅でガニ股。風をきって肩を揺らして歩く姿はやんちゃなヤンキー女子高生です。気が付けば、おかげ様で後輩からも一目置かれる存在になっていました。

あの日、ポーランドでドレスを着て食事をしていた私はどこへやら、でした。

マナー研究への目覚め

そんな雰囲気を身に纏った私は、高校を卒業した後、東京の短大に進学しました。今度は打って変わって、同級生は、皆、育ちのいいお嬢様。

ふたたび世界が変わりました。

同級生達は、私を見て口を揃えて言います。
『小百合は、食べない、歩かない、話さない、、、そうすれば、お嬢様に見えるわよ』と‥。

言われて初めて気がつきました。

お嬢様に見えるってどういう事‥?そんな素朴な疑問から、女性が素敵に見えるための研究を始めました。

研究の甲斐あって、短大を卒業する頃には、そこそこお嬢様風を演出できるようになっていました。

JAL CAへ

その後の就職活動では、演出のお陰なのか時代の追い風のお陰なのか、ハッキリした理由は分かりませんが、JAL、ANAの入社試験に合格し、無事、JALに就職することができました。

JALでは、CAとして10年ほど、国際線、国内線共に乗務しました。一流ホテルのようなミールサービスを提供するファーストクラスでのお仕事やビジネスクラスでのお仕事。

また、後輩の育成や新人を教育する教官も務めました。世界中の様々なVIPにもお会いして、魅力的とはどうあることなのか、同じことでもどう振舞うべきなのか、多種多様な経験を経て更に研究は進みました。

CAが著名人や野球選手にモテる理由

自分なりの研究で判明した、マナーの極意。

分かった事は、、、

同じ人物でも、マナーを身につけているかいないかで、
その人の魅力が大きく変わるということ。
マナーは、もちろん身のこなしや振る舞いだけではありません。日頃の言葉遣いや気遣いが大切です。

きちんとしたマナーを身につける事で自信がつきます。そして、自信がつく事で表情にも変化が現れます。その相乗効果で、更に美しくなっていく‥‥

そして、最も素晴らしいのは、マナーは一度身につけてしまえば、相手や状況が期待する「上品さ」を自分のさじ加減で如何様にも変えることが出来るということです。

魔法使いのように自分を自由自在に表現できるって素敵!と、私は夢中になりました。

自由自在に表現できることで、未来を創る

そして不思議なことですが、その経験を重ねていくうちに自分自身も次第に変化してしいきます。

かつて「演出していた自分」がいつしか「本当の自分」になり、かつての自分を微笑ましくちょっぴり恥ずかしくも可愛らしく思えるように成長していきます‥。

つまり、理想の自分になれるということです。

すると、自分の周囲の反応も変わっていきます。取り巻く人たちの世界も変わり、徐々に世界が広がっていきました。

そう簡単にはいかない現実

今までとは違う広がった世界の中でCAとして10年ほど勤務しました。その後、私は結婚し娘を授かりました。すると、新たな壁が私の前に立ちはだかったのです。

そうです。それが、娘たちの「お受験」。

マナーを知っている私は、きっとお受験も乗り越えられるだろう!と考えていましたが、実際には違いました。

やったことがない、自信がない、経験がないので何をどうすればいいのか全く分からなかったのです。

特に、相談相手がいないということは、大きな不安材料でした。
夫は受験に積極的ではありませんでしたし、幼稚園帰りのママ友の会話には、言葉と裏腹の「腹の探り合い」のようなものもありました。

更に、自分の子どもの頃の記憶が追い打ちをかけます。

お嬢様と勘違いしつつプレッシャーに耐えたあの日。
不登校によって私の意志とは全く違う場所でヤンキーと化した日々。

親子の関わりが薄い中で育ってきた私が、今度は娘のお受験に母親として関わる時、襲ってき「大きな不安」は、まさに暗中模索という言葉がぴったりな状況でした。

母親のメンタルが安定していなければ、幼い子のお受験は厳しい・・・

そう感じるようになり、そのころからマナーだけではどうしようもない、ママの心理というものに興味を持ち始めました。

マナーと心理学

心理学を学ぶ中で、私はある事実に気が付きました。

それは、マナーと心理学、
実はとても近い存在で支え合う関係にあるということ。

この2つを融合すれば、もっと自信を持ってより大きな一歩を踏み出せるようになるのではないかしら?
そう考えるようになりました。

心理学とマナーの融合。
この融合が皆様の「自分らしさ」を取り戻すためにとても重要です。

今、障害になっている「心の問題」と向き合い、さらに、マナーのエッセンスを加えることで、理想の「自分らしさ」へと導いていきます。
そんな自分らしいママの生き方は、お子さまの「性格」「表情」「態度」にもいい影響をもたらします

そんな気づき、感動を、是非、皆さまにも感じていただきたい。
ありのままのご自分を受け入れ、もっとご自分を好きになっていただきたい。

そして、心から笑える毎日を送っていただきたいと切に願っております。

あの日の不安だった自分に、手を差し伸べるように・・・

皆さまのなりたい自分になるために、
私は、そのお手伝いをさせていただきます。

皆さまが、今日よりも明日、明日よりも更に輝く未来に希望を抱けますように。

きっと、今まで知らなかった世界が広がっていくことでしょう。

是非、皆さまのお越しお待ちしております。